離職票が届いた
11年半勤めた会社から離票が届いたのでハローワークへ行ってきた。
専門学校を卒業して1年とちょっとだけ働いた小さな会社を退職して2か月程通っていたハローワークは大阪の十三という場所にあり、当時は建物の入り口に浅黒いおじさんたちがちいさな紙を睨みつけながら灰皿から拾ってきたんじゃないかと思えるほどちびたたばこを口の端で吸っていた。
労働の墓場だと思った。
当時はハタチそこらだったのでこんな場所に通うのかと辟易すると同時にこの場所に染まらなければいけないのではないかという謎の使命感で帰り道にパチンコ屋に入って2千円程スッて帰ってきた。
そんなイメージのハローワークにまた通うことになるとは。
だが、行かなければいけないので行く。朝6時半に起きたにも関わらず家を出たのは14時だった。
現在住んでいる地域のハローワークは十三と打って変わって綺麗な建物だった。
別に意地悪をされた思い出は無いがあの荒んだイメージから人の印象も勝手に良くない内容に書き換えられていたのでぶっきらぼうな職員が面倒くさそうに対応するのだと思い込んでいたがとても親切にされた。
わからないことを聞くと丁寧に説明してもらい、ハローワーク管轄ではないことに関しても調べて教えてくれた。
自分の記憶とイメージが作り出したハローワークという怪物におびえて家を出るのが遅くなったのだが、現実は何も怖くなかった。
退職の理由やそれに至った経緯を簡単に説明すると、帰り際に焦らず自分に合った仕事をゆっくり探してくださいと言われたときに少しだけ涙が出た。
次は来週に行くことになる。
今日はほとんど回りが見えていなかったが
職業訓練の学校で希望するものがあるか見に行こう。
人生初のブログ。
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